特に、女王蜂が巣房に産卵をする時、働き蜂たちは巣房を掃除した後プロポリスを塗ることで消毒を行い、産卵された卵たちが安全に孵化し幼虫たちが健康に育つようにする。

プロポリスという言葉は、ギリシャ語から由来しプロ(pro)は<前;Before>を意味してポリス(Polis)は<都市;City>を意味する。だから、二つの語源を合わせれば<都市の前>を意味するようになるが、ここでいう“都市”とは蜂の巣を意味するので広く解釈すれば“蜂の巣の前で安全と疾病を阻んでくれる物質”という意味だ。

プロポリスは単一物質ではなく、さまざまな化合物で構成された複合物質だ。現在、約149種の化合物と22種のミネラルなどが含まれていることが知られており、

  • 主要構成成分は
  • 樹脂 50%
  • 蜜蝋 50%
  • 精油などの油性成分 10%
  • 花粉 5%
  • 有機物およびミネラル5%などである。
   

プロポリス成分の中で最も重要な物質はフラボノイド(Flavonoid)だと言えるが、1970年度に旧ソ連の科学アカデミーでビラヌエバ(U.H.Villanueva)博士はプロポリスの中に18種のフラボノイド成分が含まれていることを明らかにした。それ以外にも抗生成分であるガランジナ ピノセモリン(Galangina Pinocemorin)が含まれていることも発表し、蜂の巣が無菌状態を維持出来るのはこのプロポリスのためだという事実を明らかにした。アメリカのコーネル医科大学教授を歴任したドイツ・キール大のベンチナハーブスティン博士(Bent Havesteen)は1980年5月第5回国際プロポリスシンポジウムで「フラボノイドが豊富に含まれるプロポリス」という論文を通し、プロポリス成分のうちフラボノイドは、ウィルスに対し優れた防御力を持っている。これはフラボノイドが細菌に対する防御の壁の役割を果たすからだ。

この防御の壁は細菌及びウィルスの作用を無能化させ免疫状態のような效果があると発表し、プロポリスの生理活性機能を現わす一番重要な成分としてフラボノイドを学界に報告したことがある。フラボノイドは植物界に幅広く分布している。その大部分はグリコシードとして存在するが、プロポリスに含まれるフラボノイドの特徴は大部分が加水分解し非糖分性(aglycon)の形態で存在し、またアルカロイドの存在も確認されない特徴を持っている。またプロポリスが作られる特性上、フラボノイドの含量が地域別植物の分布と蜂の種類により異なる。

このためプロポリスはある特定の国の物が良いとか悪いとはいえず、同じ国でもその地域の樹種や蜂の種類、そして汚染の程度によってその品質が格段に変わる。

   

フラボノイドはほとんどの植物に含有され、 C6-C3-C6を基本骨格とする淡黄色または黄色のフェノール系化合物の総称である。フラボノイドに対する生理的、薬理的、医学的効能・効果については多くの研究が発表されている。抗突然変異性を持つフラボノイドはflavonol系のquercetin, kaempferol, myricetinがあり、flavone系の apigenin, luteolinそしてlimonin, nomilinなどが知られている。フラボノイドの主な生理的活性機能としては抗菌作用、抗酸化作用などが知られている。

プロポリスの成分としてはこれまで約150種以上の化合物が知られているが、主成分はpolyphenolsである。ポリフェノールは非糖部で flavonoid, phenolic acid および ester,phenolic aldehydes, ketone,大量のワックス、樹脂、精油、バルサム、精油、花粉などがあり、これ以外に各種ビタミンやミネラルなども含まれている。(Walker,1987)特に産地や採集時期または周辺の植物などの違いによって含有成分や含量が異なり効能にも多少の差があることが知られている。(Miyataka, 1997).最近では様々な疾患の病因として活性酸素やfree radicalが重要な要因と考えられているが、プロポリスはfree radicalの一種のDPPHに対し強い消去効果を実験的にあらわしている。

(チェ・ヒョクジェ、1998)プロポリスに含まれるフラボノイドは水酸化酵素(hydrolysis)をはじめ酵素抑制剤として作用し、過酸化脂質の発生を防ぐことが知られている。プロポリスのDPPH radical消去活性および脂質過酸化物の形成抑制効果があるため強力な抗酸化効果が認められ、このような強力な抗酸化効果とはプロポリスに含まれるフラボノイドによって作用される(Ratty,1988)ことが知られている。

プロポリスに含まれるフラボノイドの特徴は非糖性で糖分を含んでいないことである。フラボノイドが人体の細胞膜の水溶体に結合すると細胞膜に存在するアデニン酸が活性し、再びタンパク質分解酵素であるタンパクキナーゼが活性化されそのエネルギーによって細胞は活性化すると同時に過多の活性酸素も捕らえて除去するのに関与し強力な抗酸化効果を持つことが知られている。